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皮膚がかゆい時に、日常生活でできる対策

スキンケアする女性
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空気が乾燥して肌が敏感になってしまい、少しの刺激で皮膚にかゆみが生じるとか、虫に刺されてかゆくなる、さらには湿疹やあせもができて皮膚がかゆいなど皮膚のかゆみの原因も様々です。

ここではそんな皮膚がかゆい時に、手軽にできる日常生活における対策についてご紹介してみたいと思います。

掃除や加湿をうまくやる:住環境の注意点

小まめな掃除や空気清浄機でハウスダストを除去

人が生活していく上においては、どうしても発生するのがハウスダストです。

このハウスダストとは、人の目では確認することのできない小さなゴミのことをいいます。例えば、家の中のホコリやチリだけでなく、カビやダニ・犬や猫などペットの毛なども該当します。

とりわけ、敏感肌の方がこうしたハウスダストを放置したままでいると、皮膚がかゆいというだけでなく湿疹などのアレルギー症状が出るようになります。そうかといって、ハウスダストを完全に除去することはできませんが、掃除機を小まめにかけることで、ハウスダストを軽減することができます。

また、空中を舞うハウスダストには空気清浄機も効果的です。

加湿器で皮膚の乾燥やかゆみを抑える

夏は湿度が高くなってジメジメとしますが、冬の季節になると今度は逆に空気が乾燥してしまいます。そうなると皮膚が乾燥してしまいカサカサの肌になったり、かゆくなることさえあります。そんな時には、加湿器がお勧めです。

もちろん加湿器を使ったからといって、皮膚に潤いを与えることはできませんが、肌の乾燥やかゆみを抑えることができます。ただし、加湿器で湿らせた空気に触れているのは皮膚の表面だけに過ぎません。

やはり皮膚の内部から潤いを与えることをしないと、本当の意味で乾燥した皮膚を改善することはできないでしょう。

身だしなみや服装の注意点

身だしなみの注意点

冬の季節に多いとされる空気の乾燥は、皮膚も乾燥傾向になりやすく皮膚がカサカサしたり、かゆくなったりしてしまいます。そうなると、かゆいところを手でゴシゴシとかいてしまうのが、人間の性というものです。そんな時、が伸びていると皮膚を傷付けてしまうことにもなります。もし爪で引っかいて皮膚が傷付くと、そこから黴菌が侵入して皮膚が炎症や化膿してしまいます。

そうしたことから、爪は短くしておく必要があります。また髪の毛も長過ぎると、顔や首などを刺激してしまうので、そうした髪の毛による摩擦や刺激で皮膚がかゆくなったりしてしまいます。

こうした何らかの物が皮膚に接触して、その刺激がアレルギー反応となる症状を接触皮膚炎といいます。従って、普段の身だしなみを整えることも大切です。

服装の注意点

普段着ている服の素材によっては、服の繊維が硬すぎると針と似たような状態になるので、首回りや腕周りなどがチクチクするという人がいます。また下着のゴムが強すぎると、おヘソの辺りがかゆくなったり赤く腫れあがったりすることもあります。

ただしこうした症状というのは、敏感肌の人とそうでない人、あるいは乾燥肌の人とそうでない人とによっても違いがあります。そうした体質が改善されればさほど問題はないのかもしれませんが、とりあえずは、化学繊維をあまり使っていない綿製品の服装や下着にするなどの改善が必要でしょう。

その他、皮膚のかゆみの原因について詳しく解説したページはこちら。

皮膚のかゆみの原因は?

かゆみを抑えるためのスキンケア

虫刺され・湿疹・あせも

皮膚のかゆみというのは、様々な原因によって引き起こされます。従って、それらの原因によってかゆみの抑え方が違ってきます。ただし、どんなかゆみにも有効的なのが患部を冷やすことです。

例えば、濡れたタオルや保冷剤などで、かゆい部分の温度を下げると大変効果があります。

また虫刺されや湿疹・あせもなどよくあるかゆみなどには、炎症やかゆみを抑えるステロイド系の塗り薬がお勧めです。こうした塗り薬は、ドラッグストアにもありますし皮膚科の医師に処方箋を処方してもらうこともできます。

乾燥による敏感肌

皮脂の分泌量が低下すると肌のバリア機能が失われてしまうので、ちょっとした皮膚への刺激でもかゆみを伴うようになります。こうした皮膚のかゆみの場合には、かゆみの原因でもある皮膚の乾燥を防ぐことが何よりも大切です。

また冬場の季節というのは、どうしても空気が乾燥するので、敏感肌になりやすい傾向にあります。従って保湿クリームでスキンケアを行うとか、加湿器を部屋に設置して肌が乾燥しないように心がけるなどの対策が必要です。

日頃のかゆみ対策を大切に

日本は四季があるので、夏暑い時にもかゆくなりやすいし、冬の季節も空気が乾燥するのでかゆみの原因となってしまいます。

そういう意味では、常日頃からかゆみ対策というものが必要であるといえるでしょうね。